ご挨拶


 第41回日本臨床皮膚科医会近畿ブロック総会・学術大会を令和7年11月23日(祝)に京都で開催いたします。 会場は京都駅前の京都タワー内のTKPガーデンシティ京都タワーホテルです。 歴史ある本会を開催させていただくことを誠に光栄に存じております。
今回のテーマは「結ふ皮膚科」です。 様々な連携に光を当てたいと考えてこのテーマといたしました。 最近の医療環境の中では益々連携の重要性が増してきております。 今回は二つのシンポジウムを企画いたしました。 一つは、以前から医師会や臨床皮膚科医会の中で議論されてきました在宅医療への皮膚科医の参画です。 政策として在宅医療は喫緊の課題であり、皮膚科にとってもそこに参画していくことは重要です。 しかし現在なかなか実績がない現状を踏まえ、参画における問題点を在宅医と皮膚科医のそれぞれの立場から捉えなおしたいと思います。 二つ目は病診連携です。 病院への患者の集中を抑制する制度がとられて久しいですが、医師の働き方改革もあり、病院と診療所の連携は重要度が増しております。 実際に大学病院や基幹病院は以前とはどのように変わり、どのような連携を図るのが病院、診療所の両方がウインウインと為るのかをクローズアップしたいと思います。
また特別講演はコロナ後の感染症の現在と未来につき、大阪大学大学院医学研究科感染制御学の山本舜悟寄付講座准教授にご講演いただきます。 またスポンサードセミナーでは最近のアトピー性皮膚炎に対する新規治療を中心にご講演を予定しております。
錦秋の京都にお出かけいただき、京都を満喫していただける会にしたいと考えております。
皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。

2025年4月吉日

第41回日本臨床皮膚科医会近畿ブロック総会・学術大会
会 頭 小西 啓介
(小西皮膚科クリニック)